REX-PCI30HX Setup CD-ROM Revision 1.41 ============================================================================= Ultra SCSI PCI SCSI Board REX-PCI30HX に関する補足 06 / June / 2001 ラトックシステム株式会社 Copyright(C) 1997-2001 .RATOC Systems, Inc./Advanced System Products. Portion Copyright(C) 1991-2001 Apple Computer,Inc. ============================================================================= 本ドキュメントでは、ユーザーズマニュアルに記載できなかった補足事項について 記述しています。 □目次 1.格納ファイルについて 2.インストール方法 3.前バージョンからの変更内容 4.本バージョンでの制限事項 5.マニュアル訂正事項 6.リムーバブルディスク、ハードディスクのマウントについて 7.接続機器の転送モードに関する制限 8.推奨するPCIスロット位置について 9.システム起動時間について 10.SCSIコンフィギュレーションユーティリティについて 11.CPUアクセラレータを装着する場合 12.バスエラーと表示される場合 13.SCSI機器が認識できなくなるときがある場合 14.SCSIコンフィギュレーションができない場合 15.SEAGATEのハードディスクでハングアップの場合 16.アルプス製MD-5000 を接続する場合 17.zip を接続する場合 18.メルコ製DSC-UEシリーズ、I-O DATA製HDVS-UMシリーズを接続する場合 19.REX-PCI30HX経由でSCSI機器のファームウェアをアップデートする場合 1.格納ファイルについて  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ REX-PCI30HX Setup CD-ROM のファイル構成は下記のようになっています。 ● REX-PCI30HX Driver SCSI機能拡張ドライバ V2.9 ● インストーラ v2.9用日本語版インストーラ ● Install REX-PCI30HX インストールスクリプトファイル ● SCSIコンフィギュレーション SCSIコンフィギュレーションプログラム ● Config Driver SCSIコンフィギュレーションの子プログラム ● はじめにお読みください このファイルです ● 問い合わせシート 問い合わせ時ご利用ください ● for G4(DigitalAudio) G4(DigitalAudio)用のドライバ ● インストーラ (v3.3) v3.3用日本語版インストーラ ● REX-PCI30HX Driver SCSI機能拡張ドライバ V3.3 2.インストール方法  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (1) REX-PCI30HXをPCIスロットに挿す (2) インストーラのアイコンをダブルクリックしてインストーラを起動します。 (3) PowerMac G4 Model M7945J/A, M8451J/A, M7681J/Aでご使用の場合は、 for G4(DigitalAudio) フォルダを開いてインストーラ (v3.3) を起動してください。 (4) インストーラを実行後、再起動するとREX-PCI30HXとして認識します。 (5) ハードディスクを接続する場合は、別途のフォーマットソフトを用意して、フォー マットしてお使いください。 ただし、REX-PCI30HXとハードディスクからシステムを起動することはできません。 3.前バージョンからの変更内容  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ Revision 1.4から 1.41 への変更点 a. REX-PCI30HX Driver Ver3.3 を提供しました。 REX-PCI30HX Driver Ver3.2 での以下の制限を修正しました。 B'sCrew 4 との組み合わせにおいてCD,CD-R/W,MO,zip等リムーバブル機器が 接続された環境でメディアが装着されていないとパソコンがハングアップする。 Revision 1.3から 1.4 への変更点 a. REX-PCI30HX Driver Ver3.2 を提供しました。 (1) PowerMac G4 Model M7945J/A, M8451J/A, M7681J/A にてドライバが 正常に起動しない不具合を修正しました。 (2) 2001年1月に発売されたPowerMac G4(DigitalAudio) でSCSIボードにハード ディスクやMO等の機器が接続された状態でコントロールパネルの起動ディスクを 実行すると「タイプ2エラー...」のエラーが発生して起動ディスクの変更ができ ない不具合を修正しました。 (3) スリープ機能に対応しました。 Revision 1.1から 1.2, 1.3 への変更点 Macintosh 側での変更はありません。CD-ROM の Revison表記のみの変更となります。 Revision 1.0から 1.1 への変更点 a. REX-PCI30HX Driver Ver2.8 から Ver2.9 に変更しました。 PowerMac G4-AGP Model M7825J/A, M7824J/A 等にてB'sCrew等のソフトから確認 される Slot-no が正常に表示されない不具合を修正しました。 4.本バージョンでの制限事項  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ a. Apple 純正のCD-ROMを接続すると、ハングアップします。 パソコン本体のINT BUS または INT/EXT BUS に接続してください。 b. 3スロットPCI のパソコンにおいて、グラフィック系のボードとの同時使用で制限される場合が あります。 c. Software RAID(REMUS) はサポートされていません。 d. PhotoShopで印刷処理を行う場合、ハングアップすることがあります。 実行時の仮想メモリのサイズを標準値に近付けると回避できます。 もしくは、PhotoShopの再インストールで回避できます。 e. Mac OS X および Mac OS X Server には対応していません。 以下は、REX-PCI30HX Driver v3.3 での制限事項です。 f. Nikon製CoolScan III では正常にスキャンできません。 g. Agfa製SnapScan600とMOをディジー接続するとMOが正常に使用できません。 5.マニュアル訂正事項  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ なし 6.リムーバブルディスク、ハードディスクのマウントについて  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ REX-PCI30HXにはフォーマットソフトは添付しておりません。 リムーバブルディスク(MO, PD, Jaz等)やハードディスクを使用する場合は、市販のもの を別途ご用意ください。 リムーバブルディスク、ハードディスクをマウントするには、フォーマッタソフトをインス トールしておく必要があります。 特にハードディスクは、フォーマッタによる自動マウント機能を有効にしておく必要があり ます。 例えば、B'sCrewでは以下の手順となります。 (1) コントロールパネルより B'sCrew Control を起動します。 (2) 自動マウントさせたいハードディスクを選択します。 (3) ドライバ設定を選択します。 (4) 「□起動時にドライバのインストールを試みる」にチェックを入れて、「OK」を押し ます。 (5) B'sCrew Control を終了して、システムを再起動します。 ご使用のフォーマッタに自動マウント機能がない場合は、OS起動後に手動でマウントする 必要があります。 マウント方法については、個々のフォーマッタのマニュアル等でご確認ください。 7.接続機器の転送モードに関する制限  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 以下の機器では、SCSIコンフィギュレーションユーティリティで転送方式の転送速度 を指定のモードに設定しないと正常に動作しないことが確認されています。 ●「10MB/s」に設定しないと正常に動作しない機器。 ・MOドライブでドライブエンジンが以下のもの 「FUJITSU M2512A」「FUJITSU M2513A」 ●「非同期」に設定しないと正常に動作しない機器。 ALPS製プリンタ MD-xxxx シリーズ 8.推奨するPCIスロット位置について  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ REX-PCI30HXをセットするPCIスロットの推奨位置を以下に示します。 CPUに近い方を Slot 1 とします。 PM9500,9600系 Slot 1 - Slot 3 PM8500,8600系 Slot 1 Umax 互換機 Slot 3 - Slot 6 PM7000系 Slot 1 G3, G4系 特になし 9.システム起動時間について  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ REX-PCI30HXを装着すると、装着前に比較してシステムの起動開始(Happy Macの表示)が 10秒から20秒遅くなります。 これは、REX-PCI30HXをパソコンが認識する時間と、接続されたSCSI機器を確認する処理が 追加されるためです。 10.SCSIコンフィギュレーションユーティリティについて  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ SCSIコンフィギュレーションユーティリティにて書き込みに失敗した場合、 EEPROMの内容が破壊されてしまう場合があります。 EEPROMの内容が破壊されてしまうと、SCSIカードが機能しません。 SCSIコンフィギュレーションユーティリティで読み出した値が不正な場合や、読み 出せない場合は、まず弊社サポートセンターへご相談ください。 EEPROMの修復が必要な場合は、サポートセンターでEEPROMの修復をさせていただ きます。 この場合の修復費用は無償とさせて頂きます。 ただし、弊社までの送料および輸送費につきましてはお客様のご負担とさせて頂 きます。 11.CPUアクセラレータを装着する場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ REX-PCI30HXに接続したハードディスクが見えなくなったり、システムの起動に失敗する ことがあります。これは、PCIバスとCPUがうまく同期できないためです。 パソコンのマザーボード上のリセットスイッチがありますのでそれを押します。 リセットスイッチの詳細な位置の説明については、パソコンメーカにお問い合わせください。 また、CPUパワーレートを調整できる場合は、レートを下げてみてください。 12.バスエラーと表示される場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ REX-PCI30HXに接続したハードディスクにインストールしてあるプログラムを起動すると そのプログラムのエラーでバスエラーまたはタイプ10エラーとなることがあります。 これは、PCIバスとメモリがうまく転送できないためです。 装着しているメモリを1枚ごと装着してどれかのメモリに問題がないか確認してください。 13.SCSI機器が認識できなくなるときがある場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ビデオアクセラレータ系のボードが隣のスロットに装着されている場合、起こります。 1スロット以上離して装着してください。 それでも、回避できない場合、REX-PCI30HXを装着してビデオアクセラレータ系のボード を取り外して、パソコンを起動してください。その後、ビデオアクセラレータ系のボードを 装着してください。 14.SCSIコンフィギュレーションができない場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ Config Driverを機能拡張にコピーしてある場合、SCSIコンフィギュレーションユーティリティ が途中でハングアップしたり初期化できないなどのエラーとなります。 SCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行するために機能拡張に入れるファイルは何も ありません。 SCSIコンフィギュレーションユーティリティは、CD-ROMのまま起動してください。 15.SEAGATEのハードディスクでハングアップの場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ UMAX Pulsar で使用する場合、SCSIコンフィギュレーションユーティリティで高速モードの 設定を無効にすることでSeagate等の高速ハードディスクでコピー中にハングアップする現象 を回避します。 16.アルプス製プリンタMD-xxxx を接続する場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ アルプス製プリンタMD-xxxxを REX-PCI30HX に接続して使用する場合は、SCSIコンフィ ギュレーションユーティリティで以下の設定をしてください。 (1) REX-PCI30HX に接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。 (2) SCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行します。 (3) [SCSIパリティ] を「 有効 」から「 無効 」にします。 (4) アルプス製プリンタMD-xxxxに該当するSCSI-IDに対応した以下の値を変更します。 ・ディスコネクトとコマンドキュ=イング:「なし」 ・転送速度:「非同期」 (5) [OK] をクリックして書き込み後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。 (6) REX-PCI30HXにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。 ※ ただし、SCSIパリティを無効にするとデータに信頼性が低下するため、HD, MO等のストレージ 機器とディジー接続することはお勧めできません。 17.zip を接続する場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ zipを接続するとマウントできなかったり、コピーでハングアップする場合、"Iomega Driver" と "B's Crew Driver" が両方インストールされていないか確認してください。 両方インストールされている場合は、どちらか一方が組み込まれないようにしてください。 (1) Appleメニューのコントロールパネルから機能拡張マネージャを選択します。 (2) 機能拡張にあるIomega Driver" または "B's Crew Driver" のどちらか一方のチェックを 外します。 (3) 機能拡張マネージャを終了して再起動します。 18.メルコ製DSC-UEシリーズ、I-O DATA製HDVS-UMシリーズを接続する場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ メルコ製DSC-UEシリーズ、I-O DATA製HDVS-UMシリーズ、ロジテック製SHD-UxxEシリーズ をディジー接続する場合、接続するSCSI機器の台数に制限が入る場合があります。 これらのハードディスクを接続する場合は、なるべくSCSI機器の台数を減らしてください。 19.REX-PCI30HX経由でSCSI機器のファームウェアをアップデートする場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ REX-PCI30HX経由でSCSI機器のファームウェアをアップデートする場合は、SCSIコンフィギュ レーションユーティリティで転送速度を「非同期」に設定をしてください。 (1) REX-PCI30HX に接続しているSCSI機器の電源をOFFにします。 (2) SCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行します。 (3) ファームウェアをアップデートするSCSI機器に該当するSCSI-IDに対応した転送速度を 「非同期」変更します。 (4) [OK] をクリックして書き込み後、システムを終了してパソコンの電源を切ります。 (5) REX-PCI30HXにSCSI機器を接続してパソコンを起動します。 (6) SCSI機器のファームウェアをアップデート処理を実行します。 (7) アップデート処理が終わったら、再度REX-PCI30HX に接続しているSCSI機器の電源を OFFにします。 (8) SCSIコンフィギュレーションユーティリティを実行して転送速度を元の値に戻します。 ----------------------------------------------------------------------- 本製品に関するご質問がございましたら、下記までお問い合わせください。 ラトックシステム株式会社 〒556-0012 大阪市浪速区敷津東 1-6-14 朝日なんばビル TEL : 0120-033-555 月〜金 10:00〜 17:00. Free Dial : SCSI専用 土曜、日曜および祝日を除く. FAX : 06-6633-3553 24時間受付け インターネットのホームページで最新の情報をお届けしています。 ラトックシステムのホームページ http://www.ratocsystems.com お問い合わせの際には「お問い合わせシート」をご利用ください。 また、ご質問に関する回答は上記営業時間内の処理となりますのでご了承ください。 *このファイルに記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。 以上