FireREX1 Utility Disk Rev 4.6 ============================================================================== FireREX1 FireWire - UltraSCSI Converter に関する補足 06 / Feb. / 2006 ラトックシステム株式会社 Copyright(C) 2000-2006 RATOC Systems,Inc. ============================================================================== この度は,FireREX1 FireWire - UltraSCSI Converter をお買い上げ頂きまして誠にありが とうございます。 本ドキュメントでは,ユーザーズマニュアルに記載できなかった補足事項を中心に記述して います。 ◇ 目次 ◇ 1. ファイル構成について 2. 前バージョンからの変更点 3. 以前のバージョンからアップデートする場合の注意事項 4. FR コンフィギュレーションについて 5. FireREX1をディジー接続する場合の注意事項 1. ファイル構成について  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ FireREX1 Utility Disk のディレクトリ構成は下記のようになっています。 \+ | +--README-J.TXT (このファイル) +--README-E.TXT (このファイル) | +--SETUP.EXE ( FireREX1 Utility Setup ) | +--Firmware | +--FR0133.BIN ( Firmware data ) | +--OLD FIRM | +--FR0123.BIN ( OLD Firmware data ) | +--Format +--FrFmtW9xJ.TXT ( Formatter WinMe/98 JAPANESE README ) +--FrFmtW9xE.TXT ( Formatter WinMe/98 ENGLISH README ) +--FrFmtW9x.EXE ( Formatter WinMe/98 Utility ) +--RSFmt2XPJ.TXT ( Formatter Win2000/XP JAPANESE README ) +--RSFmt2XPE.TXT ( Formatter Win2000/XP ENGLISH README ) +--RSFmt2XP.EXE ( Formatter Win2000/XP Utility ) 2. 前バージョンからの変更点  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ Rev 4.5 から Rev 4.6 への変更内容 (1) Windows 用のConfiguration Utility を Windows XP x64 に対応しました。 Rev 4.4 から Rev 4.5 への変更内容 (1) Mac OS X 用のConfiguration Utility を Mac OS 10.2.1 - 10.3.x に対応しました。 (FireREX1 の Lot2以降に限ります) (2) フォーマットユーティリティの対応RATOC製品を追加しました。 Rev 4.3 から Rev 4.4 への変更内容 (1) Mac OS 9.x 用 フォーマットユーティリティ B'sCrew FW および Mac OS 9.x 用 SIM (SCSI Interface Module) は、本CDROMに格納せずに、 RATOC Systems HomePage ユーザ様専用よりダウンロードにて使用するように しました。 (2) フォーマットユーティリティのプログラム名変更しました。 (3) 英語バージョンと日本語バージョンのCDROMを統合しました。 Rev 4.2 から Rev 4.3 への変更内容 (1) FireREX1本体内部のファームウェア用の最新データ Version 1.33の提供 ・SCSI ID=6 として動作するよう変更しました。Version 1.23では、ID=0 で動作。 ・Minolta Film Scanner Elite F-2900に対応しました。 (Mac OS 9/X ) ・AKAI Professional Sampler CD3000XLに対応しました。 (Target SCSI ID=6設定要) ・Agfa DuoScan T1200, UMAX Astra1220Sに対応しました。(VueScan7.5を使用) ・PowerBookG3のSCSI HDD Emulation Modeに対応しました。 (2) Mac OS 9 用FR1ユーティリティの変更 Firmの書き込み後、設定値が初期値になる不具合を修正しました。 Rev 4.1 から Rev 4.2 への変更内容 (1) Mac OS 9 用FR1ユーティリティの変更 Firmの書き込みが正常に行われないことがある不具合を修正しました。 (2) Mac OS X 用FR1ユーティリティの変更 ・ルートのパスワードが0文字の場合、正常に動作しない不具合を修正しました。 ・Mac OS 10.1.2の場合、正常に動作しない不具合を修正しました。 ・ドライバを使用せずにFR1Utilityが動作するように仕様を変更しました。 Rev 4.0 から Rev 4.1 への変更内容 (1) FireREX1本体内部のファームウェア用の最新データ Version 1.23の提供 ・Mac OS X + OlmpusMO MOS3381 でセクタデータ欠陥データを読み込むと フリーズする不具合を修正しました。 ・Windows 2000上でライトプロテクトされた未フォーマットのMOメディアに対して フォーマットを実行した場合にパソコンがリセットされたりハングアップする不 具合を修正しました。 ・Windows 2000上でMelco製ハードディスク DSC-U20GTV を接続した状態でディスク 管理を起動するとOSがフリーズしたりリセットしたりする不具合を修正しました。 ・IBM Think PAD i1200 でMOドライブにアクセスすると書き込み/読み出しエラー が発生する不具合を修正しました。 ・Windows 2000上でハードディスクドライブをディスク管理からNTFSでフォーマット すると、「フォーマットが完了しませんでした」と表示される不具合を修正しまし た。 ・Macintosh上でライティングソフト Toast がインストールされた環境でYAMAHA製 CD-R/RWドライブ CWR2100SXに装着されたメディアを認識しない不具合を修正し ました。 (2) Mac OS X 用 FR1 Utility を追加 Rev 2.0 から Rev 4.0 への変更内容 (1) FireREX1本体内部のファームウェア用の最新データ Version 1.21 の提供 ・転送エラーが発生した場合の復帰処理を強化し、ドライブが取り外されない ようにしました。 ・MaxPayloadSizeをユーティリティから設定できるように修正しました。 ・QuickTime用に作成された特定のデータで、一部データ抜けが発生する不具合 を修正しました。 (2) Frfmtw9x.exe の Ver2.70 への変更 Windows Me/98/95用フォーマットユーティリティ Frfmtw9x.exe がディスク容量 が64Gバイト以上のディスクでのフォーマットに対応しました。 (3) コンフィギュレーションユーティリティ FRCFGLDR を Version 2.1 に更新し ました。 ・高度な設定に[ Max payload size ]項目を追加しました。 ・Windows 98SE/MeでFireREX1の検出に失敗する不具合を修正しました。 Rev 3.0 は、Macintosh専用モデルのためWindows用Diskは欠番となっています。 Rev 1.1 から Rev 2.0 への変更内容 (1) 各ユーティリティのインストーラを提供しました。 各ユーティリティがハードディスクへ格納されるようインストーラを提供しました。 SETUP.EXE のアイコンをダブルクリックすると起動します。 (2) コンフィギュレーションユーティリティのプログラムのファイル名が、 FRCFGUTY.EXE からFRCFGLDR.EXEに変更されました。 (3) コンフィギュレーションユーティリティにファームウェアのアップデート機能 を追加しました。 (4) FireREX1本体内部の最新ファームウェアデータ (FR0114.BIN) を提供しました。 (5) FRCFGLDR ( 旧 FRCFGUTY ) に高度な設定を追加しました。 コンフィギュレーションユーティリティ FRCFGLDR.EXE に高度な設定を追加 しました。 Rev 1.0 から Rev 1.1 への変更内容 (1) FRCFGUTY が Windows Me に対応しました。 コンフィギュレーションユーティリティ FRCFGUTY が Windows Me に対応しました。 (2) Frfmtw9x.exe の Ver2.65 への変更 Windows Me/98/95用フォーマットユーティリティ Frfmtw9x.exe の以下の不具合を 修正しました。 メモリスティックスロットが標準搭載されているSONY VAIOシリーズで例外エラーが 発生する場合がある。 3. Rev 1.4以前のバージョンからアップデートする場合の注意事項  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 以前のコンフィギュレーションユーティリティがハードディスクに格納されている 場合には、最初に以下のファイルを削除してください。 FRCFGUTY.EXE ( FRCFGUTY 本体 ) FRCFGLDR.SYS ( Driver for FRCFGUTY.EXE ) FRCFGLDR.INF ( INF file for FRFCGLDR.SYS ) FRCFGLDR.DLL ( DLL for FRCFGUTY.EXE ) これらのファイルを削除した後にユーティリティのインストール SETUP.EXE を 実行してください。 4. FR コンフィギュレーションについて  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 4-1. Windows Me/98 での[FR コンフィギュレーション]の起動と終了手順 (1) タスクバーの[ハードウェアの取り外しまたは取り出し]のアイコンをマウスの 左クリックします。 (2) [RATOC Systems_Inc, IEEE1394 - SCSI3 IEEE1394 SBP2 Device - ドライブ(X:) を停止します。] を選択します。 (3) [安全に取り外せることができます]と表示されたら、[OK]を押してFireREX1 に 接続されたIEEE1394ケーブルを取り外します。 (4) [スタート]ボタンから[プログラム]-[RATOC FireWire Utility] から [FR コンフィギュレーション] を選択します。 (5) [デバイスを接続してください] というメッセージが表示されたら FireREX1 に 先程取り外したIEEE1394ケーブルを装着します。 [一度デバイスを安全に取り外して再度接続してください] と表示されることも ありますが、この場合もIEEE1394ケーブルを装着します。 (6) FireREX1 Utility メインメニューのステータス行に[Setting Success] と表示 されているのを確認します。 (7) 以上で[FR コンフィギュレーション]が起動できたのでメインメニューの各処理 を選択します。 各処理については後述の 「4-3. Config Utility について」 「4-4. 高度な設定について」 「4-5. ファームウェアアップデートについて」 をご覧ください。 (8) 設定内容を書き込んだ後、メインメニューに戻ります。 (9) [EXIT] を選択して[FR コンフィギュレーション]を終了します。 4-2. Windows XP/2000 での[FR コンフィギュレーション]の起動と終了手順 現バージョンのFRCFGLDR.EXE をWindows XP/2000上で実行する場合は、Windows Me/98SE上で実行した場合と以下の2点が異なります。 ・[FR コンフィギュレーション]実行中に FireREX1が新しいハードウェアとして 検出されます。 ・設定値を書き込んでプログラムを終了した後、XP/Windows 2000を再起動する必要 があります。 具体的な操作手順は以下のとおりです。 (1) タスクバーの[ハードウェアの取り外しまたは取り出し]のアイコンをマウスの 左クリックします。 (2) [RATOC Systems_Inc, IEEE1394 - SCSI3 IEEE1394 SBP2 Device - ドライブ(X:) を停止します。] を選択します。 (3) [安全に取り外せることができます]と表示されたら、[OK]を押してFireREX1 に 接続されたIEEE1394ケーブルを取り外します。 (4) [スタート]ボタンから[プログラム]-[RATOC FireWire Utility] から [FR コンフィギュレーション] を選択します。 (5) [デバイスを接続してください] というメッセージが表示されたら FireREX1 に 先程取り外したIEEE1394ケーブルを装着します。 [一度デバイスを安全に取り外して再度接続してください] と表示されることも ありますが、この場合もIEEE1394ケーブルを装着します。 (6) 初めて[FR コンフィギュレーション] を実行する場合、しばらくするとFireREX1 を再認識して[新しいハードウェアの検出]画面が表示されるます。 この場合、[次へ]を選択して行き、最後に[完了]を選択します。 (7) FireREX1 Utility メインメニューのステータス行に[Setting Success] と表示され ているのを確認します。 (8) 以上で[FR コンフィギュレーション]が起動できたのでメインメニューの各処理を 選択します。 各処理については後述の 「4-3. Config Utility について」 「4-4. 高度な設定について」 「4-5. ファームウェアアップデートについて」 をご覧ください。 (9) 設定内容を書き込んだ後、メインメニューに戻ります。 (10) [EXIT] を選択して[FR コンフィギュレーション]を終了します。 (11) 最後に、Windows XP/2000 を再起動します。 4-3. Config Utility について (1) メインメニューから [Config Utility]を選択します。 (2) 最初に表示される設定用の画面では、【転送速度】のみが設定できます。 さらに細かい設定を行いたい場合は、[高度な設定]ボタンを押して設定を行い ます。 【転送速度】<初期値:20MB/sec> SCSIの最大転送速度を20MB/sec, 10MB/sec, 5MB/sec, 非同期から設定 します。 (3) 設定が終了したら[戻る]ボタンを押して Config Utility の最初の画面に戻ります。 (4) [書き込み]ボタンを押すと設定値が書き込まれます。 4-4. 高度な設定について (1) メインメニューから [Config Utility]を選択します。 (2) 画面右下の[高度な設定]ボタンを押すと設定用の画面が表示されます。 (3) 設定が終了したら[戻る]ボタンを押して Config Utility の最初の画面に戻ります。 (4) [書き込み]ボタンを押すと設定値が書き込まれます。 ● 高度な設定で指定できる項目 【ターゲットID】<初期値:AUTO> ターゲットとなるSCSI機器のIDを設定します。 【パリティ】<初期値:有効> SCSIのパリティの設定を有効にします。 【電源ON後 SCSIバスリセットまでの待ち時間】<初期値:0秒> FireREX1の電源ON後すぐにSCSIリセットを発行するとハングアップする機器用 に待ち時間を指定します。 【SCSIバスリセット後のSCSIコマンド発行待ち時間】<初期値:1秒> SCSIバスリセット発行後すぐにSCSIコマンドを発行するとハングアップする機器 用に待ち時間を指定します。 【1394処理開始待ち時間】<初期値:4秒> Start/Stop Unitコマンド発行後すぐに他のコマンドを発行すると命令を受け付けな い機器用に待ち時間を指定します。 ※ Start Unitコマンドを発行しないように設定している場合は1394処理を開始する 直前の待ち時間を意味します。 【SCSIバスリセット発行】<初期値:発行する> 電源ON後FireREX1 がデバイスに対しSCSIバスリセットを発行するかどうかを設定 します。 【Start/Stop Unit コマンド発行】<初期値:発行しない> 電源ON時Start/Stop Unitコマンドを発行しないとモーターが回らない機器がある ため対策用に設定します。 【Max payload size】<初期値:1024> IEEE1394上でのMax payload sizeを設定します。 アドテックス製IEEE1394 Hub ASB-H048 を接続する場合は、1024または512に設定 してください。2048に設定すると正常に動作しません。 4-5. ファームウェアアップデートについて (1) メインメニューから [Firmware update Utility]を選択します。 (2) Firmware update Utility の画面で一番上の欄にファームウェアのデータファイル 名が表示されます。 (3) 別のデータファイルを使用する場合は、[ファイル]ボタンを押して別のファイルを 選択します。 (4) 書き込むファイルが決まったら、[書き込み]ボタンを押します。 5. FireREX1をディジー接続する場合の注意事項  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ FireREX1 をディジー接続する場合、FireREX1 へのアクセスが行われていない状態で IEEE1394ケーブルおよびFireREX1を追加接続してください。FireREX1へのアクセス中 に追加接続した場合の動作は保証されませんのでご注意ください。 ------------------------------------------------------------------------------ 本製品に関するご質問がございましたら,下記までお問い合わせください。 〒556-0012 大阪市浪速区敷津東 1-6-14 朝日なんばビル E-mail : http://www.ratocsystems.com TEL : 0120-033-555 (SCSI専用) Free Dial 月〜金 10:00〜13:00 14:00〜17:00 土曜、日曜および祝日を除く FAX : 06-6633-3553 24時間受付け お問い合わせの際には以下の事項を記入して下さい。 ○製品名,シリアル番号,販売店名 ○使用されているコンピュータおよび機器メーカと型式 また,ご質問に関する回答は上記営業時間内の処理となりますのでご了承ください。 ------------------------------------------------------------------------------ 以上